癌患者の間で話題のフコイダンの効果2025年版

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癌(がん)で悩む人におすすめのフコイダンの効果を解説
癌(がん)で悩む人が知りたいフコイダンの効果とは

フコイダン効果って?
がんでお悩みの方が持つこの疑問にお答えします。

2025年版解説

がんの治療中の患者様の間でも話題になっている成分「フコイダン」を生活に取り入れる効果を解説。

フコイダンって何?

もずくや昆布、わかめなどといった馴染みのある海藻などに含まれるヌメリ成分の「フコイダン」は、今、医学界で注目され、がん治療をおこなっている患者様の間でも話題になっています。フコイダンの効果について探求し、健康に生活するため、フコイダンと食事療法のアドバイス、献立の紹介を日々行っている、くらしいきいき株式会社の管理栄養士が「フコイダン」の効果について解説します。

フコイダンを効果的に摂る食事を提案する管理栄養士管理栄養士 山川 ゆきえ
九州女子大学家政学部栄養学科卒業。料理好きの母や祖母の影響で食や健康に興味をもち、管理栄養士の道へ。大学卒業後は病院・老人ホームで5年間、管理栄養士としてアレルギーや透析食、ミキサー食など、様々な患者様に応じた献立作りや調理に従事。くらしいきいきでは、一人ひとりの生活スタイルや体調にあわせた食事相談やレシピの提案・紹介を行っている。2019年7月よりくらしいきいきラボにて食や健康に関わる情報を配信中。

01フコイダンとは

フコイダンとは、藻のねばねばとした粘質部分に含まれる成分で、海藻が乾燥や紫外線、潮の流れから効果的に身を守り、生命活動の維持にかかせない物質です。
1996年にフコイダンに関する学会発表で代替療法での効果で注目をあつめるようになってから、さらに研究が進み、現在は純度の高いフコイダンを効果的に抽出できるようになり、健康食品、化粧品の成分として幅広く愛され、多くの方の健康に役立っています。

フコイダンならもずくがおすすめ

私たち日本人がよく食べるもずくは主に2種類あり、モズク科の「モズク」と、ナガマツモ科の「オキナワモズク」。特にオキナワモズクに含まれる成分のフコイダン量はコンブと比べて5~8倍と豊富です。そのうえ低カロリーで食物繊維を豊富に含むため、便秘や腸内環境を整えるのをサポートしてくれます。他の海藻に比べ細くてのどごしも良いため、食が細くなった方でも日々のお食事に取り入れやすい食材です。

フコイダンの効果を得るのにおすすめなモズク

02フコイダンは腸活におすすめ

フコイダンは健康・美容のために腸内環境を整える「腸活」に最適な成分です。

腸内環境をサポート

フコイダンは水溶性食物繊維が豊富に含まれています。胃や小腸でほぼ消化・吸収されずに大腸まで届き、大腸内の善玉菌(特にビフィズス菌)の餌となります。善玉菌が増え理想的な腸内フローラのバランスになる、つまり腸内環境が整うことで、便秘や下痢のストレスから守ってくれます。

腸内のストレスをサポート

フコイダンには腸内の炎症などのストレスから守ってくれるはたらきがあるので、腸壁の健康を保つことが可能です。これにより、がんの発症や進行にも関係していると考えられている腸漏れ症候群(リーキーガット)のリスクも高まることのないよう、サポートしていると考えられます。

免疫力のサポート

腸には免疫システムを担う免疫細胞の約7割が生息しているため「第2の脳」とも呼ばれ、全身の免疫機能に大きな影響を与えます。フコイダンは腸管免疫の活性化をサポートするので、免疫細胞(NK 細胞やマクロファージなど)の働きをしっかりと維持する効果が期待されています。

腸は健康の鍵となる最重要臓器のため腸活はとても大切。ぜひ腸活を成功させるためにフコイダンを取り入れてみましょう。

癌(がん)の人も悩む腸を効果的にサポートするイメージ

03フコイダンと胃について

ピロリ菌の付着は胃がんのリスク

硫酸化多糖類であるフコイダンは、ピロリ菌の活動を阻害する要因となる特長的な構造を持っています。なのでピロリ菌が胃にとどまることを減らしてくれ、それによる炎症のリスクも減らします。ピロリ菌は慢性的な胃炎をひきおこす原因の1つとなるため、食欲不振などにつながってしまします。さらにピロリ菌に感染すると、胃がんや胃の腺腫などといった胃の腫瘍につながるリスクが約5倍に高まると言われています。

胃粘膜を保護

フコイダンは胃の粘液細胞を刺激し、胃粘液の分泌をうながすことで胃粘膜を覆います。また粘膜細胞の増殖の促進をサポートするため、傷ついた胃粘膜の修復をサポートします。胃粘膜が荒れた状態は胃痛、胃もたれをもたらすだけではなく、発癌物質などの攻撃を受けやすくもなるともいわれています。

健康のための食事をと考えていても胃の状態が良好でないと、食事することすらできません。がんをはじめ病気になると食欲がなくなります。フコイダンを上手に取り入れて、生命活動の基本、である食事が満足にできるよう、健康な胃を維持していきましょう。

フコイダンの効果で胃癌(がん)リスクを高めないイメージ
 

04フコイダンと抗がん剤の副作用について

正常細胞の保護

抗がん剤による副作用は様々で、倦怠感、吐き気、嘔吐、脱毛、便秘、下痢、食欲不振、しびれなどがあります。抗がん剤は分裂の盛んながん細胞を破壊するように働くため、正常細胞に障害をもたらすことで起きるのが副作用です。 フコイダンはこの抗がん剤による副作用の発症を和らげ、生活の質を保ち、治療の継続をサポートすることが確認されています。

免疫細胞の活性化

抗がん剤治療により免疫力が低下する傾向にあります。フコイダンには免疫細胞をサポートする作用があるため、免疫力が低下するとかかりやすいインフルエンザウイルスなどに対する人間が本来持っている免疫力をサポートしてくれます。

フコイダンの効果で抗がん剤治療が継続できるイメージ

2021年6月発表フコイダンの摂取によるNK(ナチュラルキラー)細胞の活性化の臨床試験結果

  • NK細胞:リンパ球の一種で、体内でウイルスに感染した細胞などを排除する免疫細胞
  • 被験者:健常成人
  • 摂取フコイダン:オキナワモズク由来のフコイダン

フコイダンの摂取によるNK細胞の活性化の臨床試験結果

この臨床試験のデータによると、フコイダンを摂取している間はNK細胞の活性が有意に高くなりますが、フコイダンの摂取を止めるとNK細胞の活性が下がっていくことが確認されました。

05まとめフコイダンは悩んでいる方にこそおすすめ

抗がん剤治療を行っている方は癌との闘いと同時に、抗がん剤の副作用との闘いでもあります。抗がん剤治療が中止になってしまう大きな理由は3つあります。

  • 理由1治療に有効な抗がん剤がなくなる
  • 理由2体調が悪化して治療の継続が困難になる
  • 理由3QOL(生活の質)の維持を優先する

理由 2・3 については、フコイダンを摂ることで維持できる可能性があります。

「体調が悪化して治療の継続が困難」が解消される

「抗がん剤治療に耐えられる体力がなくなったから、がん治療をあきらめる。」という悲しいお話をよく伺います。体調悪化をさせないためにも、体力の維持・向上はとても重要。この体力の源が食事です。フコイダンを摂ることで胃腸の働きをサポートし、食事が摂れるようになることで、抗ガン剤治療に耐えられる体力を維持することができます。また、フコイダンは人間が本来持っている免疫力をサポートしてくれるため、併発しやすい感染病等による体力低下を抑えられる可能性があります。

「QOL(生活の質)の維持を優先」しても治療できる

フコイダンによって抗がん剤治療が少しでも⾧く継続できるだけでなく、日常生活を送る体力が維持できればQOLの維持も可能になります。歩ける、美味しく食事ができる、家事ができる、お風呂に入れる、大きな声で笑える・・・。抗がん剤治療を取るか、QOL維持を取るか・・・というどちらかしか選択できないという状況も減るかもしれません。

癌(がん)で悩む人がフコイダンの効果でQOLを維持するイメージ

フコイダンは日本人に馴染みのある海藻類に含まれるため、日常的に摂取しやすい食品です。普段の食事も、体への負担を考えた和食を意識した献立がおすすめです。
食事で十分に摂取できない場合、サプリメントや栄養食品を活用することも選択肢のひとつですが、信頼できる製品を選ぶことが重要です。抗がん剤治療を併用できるのか心配という方も少なくありません。フコイダンのみに注目すれば、治療と並行して摂取して問題ないことが多いのですが、効果が期待できる高分子フコイダンを使用しているのかという基本的なことから、製品によってその他の構成成分が異なりますので、癌に限らず日常的にお薬を服用している方は、必ずかかりつけ医やかかりつけ薬剤師にご相談したうえで摂るようにしてください。

フコダインを効果的に摂取するイメージ

監修

シンクヘルス クリニック院長 大村 美穂 医師

フコイダンは、昆布やモズクなどのぬめりの部分に多く含まれる食物繊維です。フコイダンは胃や小腸でほぼ消化・吸収されずに大腸まで届き、大腸内の善玉菌の餌になり、善玉菌を増やします。善玉菌が増えることにより腸内環境が整い、便秘や下痢の症状の改善が期待できます。
また、腸には免疫システムを担う免疫細胞の約7割が生息しているため、腸内環境が全身の免疫機能に大きな影響を与えていると考えられています。フコイダンを摂取することで免疫機能を担うNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化された、という報告があります(1)。フコイダンの摂取により免疫機能が向上することが期待されています。
また、フコイダンに「抗がん剤により正常細胞が死滅することを防ぐ」効果があることが確認されています(2)。
この報告をもとに、抗がん剤の治療中の大腸がん患者を対象としたフコイダンの抗がん剤の副作用低減効果を示した検証があります(3)。20人中半数の10人にフコイダンを摂取してもらい、摂取していない10人と比較したところ、フコイダンを摂取した10名の抗がん剤を続けられた期間の平均値が19.9サイクルであったのに対し、フコイダンを摂取していない10名の平均値は10.8サイクルでした。また、フコイダンを摂取していない群では10人中6人で強い倦怠感を自覚していたのに比べて、フコイダンを摂取していた群では10人中1人でした。この報告ではフコイダンを摂取することにより抗がん剤の副作用を軽減し、治療をより長く続けられる可能性が示されています。
フコイダンの効果は、まだ小規模な報告のみであり、確定的ではありませんが、フコイダンが腸内環境を改善して様々な効果を発現することが期待されています。

1)Tomori M, Nagamine T, Miyamoto T, Iha M. Effects of Ingesting Fucoidan Derived from Cladosiphon okamuranus Tokida on Human NK Cells: A Randomized, Double-Blind, Parallel-Group, Placebo-Controlled Pilot Study. Marine Drugs. 19(6):340(2021). https://doi.org/10.3390/md19060340

2)Kawamoto H et al Effects of Fucoidan from Mozuku on Human Stomach Cell Lines. Food Sci Technol Res 12(3),218-222(2006)

3)Ikeguchi M et al Fucoidan reduces the toxicities of chemotherapy for patients with unresectable advanced or recurrent colorectal cancer.Oncology Letters 2(2), 319-322 (2011)

略歴
  • 2014年 横浜市立大学 医学部医学科卒業
  • 2014年~2016年 日本赤十字社医療センター 初期臨床研修
  • 2016年~2020年 日本赤十字社医療センター 産婦人科
  • 2020年~2023年 国家公務員共済組合連合会 虎ノ門病院 産婦人科
  • 2024年~ シンクヘルスクリニック院長
資格

日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

フコイダンの効果についてもっと詳しく知りたいという方のために、
健康サポート企業くらしいきいきでは「フコイダン ガイドブック」をご用意しております。
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会社名 くらしいきいき株式会社
代表者 掛江一也
所在地 〒810-0034 福岡県福岡市中央区笹丘1-23-2 友泉中央ビル1階【google map】
代表電話 092-739-2320
設立 平成15年10月
ホームページ https://www.kurashiikiiki.com

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