最新鋭の高振動波式ボーリングマシン・SSDを活用した、精密かつ高速な地質・地盤調査
株式会社明倫開発

最新鋭の高振動波式ボーリングマシンSSDを活用した、精密かつ高速な地質・地盤調査

SSDについて

SSDについて

SSD(SonicSampDrill)はオランダSSD社製の最新鋭ボーリングマシンです。SSDは回転式(ロータリー)、衝撃式(パーカッション)、振動式(バイブロ)といった従来の方法とは異なる独自の掘削方法・高振動波式掘削技術を用いています。

高振動波エネルギーは、掘削時にドリルの先端へと伝わり、ドリルの回転と合わさることで硬い石や岩盤も貫通させることができます。また、軟弱な地層の採取において、ドリル先端の土壌の抵抗を大幅に減少させることに優れており、軟弱な地層だけでなく砂利などの硬い地層が混在していても土壌を乱すことが少なく、高い回収率でサンプル採取が可能です。 SSDの掘削方法は、軟弱な地層から硬い地層まで適応することができます。

高振動波式ボーリング(SSD:CRS-V)

高振動波式ボーリング(SSD:CRS-V)

高振動波式ボーリング(SSD:CRS-V)

仕  様(Conpact Roto Sonic V)

仕  様(Conpact Roto Sonic V)
重量 約9t
寸法(運搬時) 6,000㎜(L)×1,700㎜(W)×2,950mm(H)
寸法(掘削時) 3,600㎜(L)×1,700㎜(W)×6,000mm(H)
SONIC振動発振器出力 150kN、0-150Hz
押上力 8t
押下力 6.5t

SSDの特徴

◆高品質サンプリング

・乱れの少ない試料採取が可能。
・緩い砂でも採取が可能。
・岩盤や軟質土壌の混在土壌でも採取可能。

◆自動操作で効率UP

・機械操作のリモコン化で作業が楽
・重量物運搬作業の半自動化で作業員の負担軽減

◆多機能掘削

・サンプル採取(ケーシング追掘り式)
・ベントナイトによる循環式掘削
・フルフェイスビット掘削
・ロストコーン掘削

◆掘削方式比較表

  回転式(ロータリー) 衝撃式(パーカッション) 振動式(バイブロ) 高振動波式(SSD)
方法 油圧でビットを回転させて掘削 打撃のみで掘削 回転と振動を利用して掘削 回転と周波数の高い振動で掘削
長所 狭小地での掘削に向く 岩盤や井戸掘削に向く 土壌汚染用採取に向く 世界中の硬い岩盤掘削の実績がある
短所 岩盤では時間を要する コア採取ができない コアが振動で圧縮される ツールスが肉厚なので重い

事例紹介

場所  :栃木県日光市鬼怒川温泉地先
地盤状況:玉石及び角礫層(GL-14.0m)、岩盤層(GL-30.0m)
内容  :深度14.0m迄φ142mmケーシング掘削
     深度30.0m迄φ102mmフルフェイスビット掘削

項目 ロータリー式※ 高振動波式
玉石、砂礫層 0.6m/h 6m/h
岩盤層 0.6m/h 8m/h
搬入~セット 3時間 1.5時間
撤去~片付け清掃 3時間 3時間

※ロータリー式については弊社実績値

掘削日数1.5日にて目標深度30mに達し,削孔速度は表のとおり,高振動波式ボーリングが速いことが確認出来た。また,同表の資機材搬入から準備に至るまでの所要時間においては,資機材のコンパクト化を実現したことで,ロータリーボーリングよりも半分の時間で準備できた。

マッドパピーについて

マッドパピーについて

マッドパピーは、マッドスクリーン、撹拌機、循環ポンプを一体化した非常に効率的な掘削泥水循環システムです。
SSDとマッドパピーを併用することで一日当たりの作業効率が飛躍的に向上します。
泥水をきれいな状態で循環させることにより、より精度の高い削孔が可能です。

◆マッドパピーの特徴

  • 作業スペースの縮小
  • 一体型のため、設置時間の短縮
  • 攪拌と循環を連動して行うことが可能なため作業効率の向上
  • 泥水作成時間の大幅短縮による工期の短縮

◆作業エリア比較

作業エリア比較

作業エリア比較