「依存症」とは、特定の行為にのめり込んだり、物質使用をくり返すことで、それが精神的・身体的になくてはならない状態になり、自分ではコントロールできなくなった結果、自身を傷つけ、周囲を巻き込むなど、社会活動が困難になる問題。依存対象は様々で、行為(ギャンブル、インターネット、買い物など)、物質(アルコール、薬物など)人間関係(異性、DV、共依存)などに分類されます。依存症は、正しいケアとサポートを受けることで、かつて自身が望んでいた生き方や、それ以上の生き方ができるようになります。また問題行動によって壊れてしまった家族や周囲の方との人間関係も修復でき、社会復帰を果たすことも可能です。
当施設は行為(プロセス)依存症専門の施設です。
ギャンブル、薬物、アルコールによって、まともに生活ができなくなり人生を破壊する依存症は、中学、高校生くらいから始まることもあります。放っておくと、限界に至るまでやめることができず、最悪の場合には、結果的に死に至ることも少なくないのです。本人が自ら依存症を克服しようと思っていても、実際には自分だけの力で抜け出すことはとても難しいのです。依存症からの回復には、いろいろな意味でのご家族の助けが必要です。経験豊富な私たちがサポートします。ぜひ、ご相談ください。
依存症は一度その状態になってしまうと、自力で回復することが、非常に困難であると言われています。実際、一人でやめようと試みても、強迫観念や禁断症状から、再び依存対象へと戻ってしまうケースが多くみられています。「解決策」は、専門のプログラムによる継続ケアです。依存症には、身体だけでなく心のケアが必要。専門のプログラムは、依存へと逆戻りさせる力を乗り越えるための新しい生き方を提供します。その結果、依存から脱却のみならず、新しい人生を切り開くチャンスも生まれるのです。依存症には「解決策」があるのです。
「依存症」からの回復のためには、一刻も早く本人が「依存症」である事を認識し、現状を見つめ直す機会をつくることが大切です。そのために効果的な方法が「介入」です。
本人と介入者(依存症から脱却している人)が直接面会し、家族に代わって回復施設でのプログラムを促す方法です。
身内の人はどうしても本人を信じたい気持ちが出るのは仕方がない事だと思います。しかし、過去はどうでしたか?同じ問題を繰り返してはいませんか?結局、この行動をすると先延ばしになるだけの可能性が極めて高いです。よく「借金の尻ぬぐいはしないでください」という事を書いてある記事は多いですが身内になればなるほどこの気持ちが出てしまうのは至極当然の事だと思います。
そこで介入者にお任せいただけませんか?時間はかかるかもしれませんし、何回か説得しなければ首を縦に振らないかもしれません。しかし、介入者も依存症本人の為、自分の体験を話すことで本人も「安心感や共感」が生まれます。そして、施設に行く事を受け入れる様になりプログラムを受けてみようと思うようになれば介入成功です。こうなるように介入者は粘り強く話し合いを続けていきます。
ミーティング風景
ワークプログラム風景
個別プログラム風景
基本的には共同生活を行います。しかし、当施設では自分の時間も大切にして過ごして欲しいと考えているため、「個室空間」を与えた環境で生活をしてもらっています。(但し、一時的な入居者の増加の関係で少ない日数個室空間が無い場合もあります。)
寮入り口
台所付近
個室空間
開所日 | 月~金 9:00~17:00 土・日お休み |
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入寮費用 | ¥52,000(税込)※諸経費含む |
通所費用 | 障害福祉サービス利用で1割負担または無料【自立訓練(生活訓練)】 |
横浜八景島シーパラダイス
横浜海の公園
横浜中華街
最初にギャンブルを経験したのは高校生の頃友人数人とパチンコ屋に行ってスロット台に三人並んで座ったことを覚えている。自分は初めてだったが友人が経験 者ということで教えてもらいながら千円、二千円と使って「こんなにあっという間に千円が無くなってしまうのか」とびっくりしながらも三千円目で大当たりを引いて三万円位になった。「こんなことはマグレなのだから、高校生の身分でパチンコ屋に来るのはよそう」とその時は冷静で いたが後日また誘われると「もしかしたらまた勝つかも?」という気持ちが出て芽生えてきて度々パチンコ屋に行くようになった。
僕がギャンブルを始めたのは22歳のころでした。飲みに行って終電がなくなり、会社の先輩の家に泊まりその日は休日だったのでパチスロに行こうと誘われたことでした。それまでギャンブルは幼少期のころ父親とプラスチックのチップを使っての花札と、学生時代のマージャンを年に何回かやる程度でした。
先輩と初めて行ったパチンコ屋で一万円が二万円になり、こんなに面白くてお金の増えるものがあったんだと思い、それからというもの仕事帰りと休日は朝開店から閉店まで打つ毎日でした。友達とパチンコ屋で偶然に会って、その友達と一緒にパチスロをやっていました。
私は、昭和46年 ごく普通な家庭で生まれ育ちました。小さい頃から、特別裕福ではないけれど、貧乏だと思った事もありません。勉強やスポーツは、可もなく不可もなくといった少年でした。
最初のギャンブルは、近所のパチンコ屋でした。きっかけは、18歳になったから、という程度で、少し大人なゲームセンターに行く感覚でした。その頃のパチンコ屋は、店の半分以上が平台で、1回のギャンブルで3千円も使えば、使い過ぎたと後悔をするギャンブルでした。店にいる間は、楽しくギャンブルしていましたが、その時付き合っていた彼女とのデートやアルバイトの方が、楽しく感じていました。
「あいつは誘っても来ないよ」この言葉を当時野球部に入りその部室の中で聞きました。
同じ野球部の仲間から必ず勝てるからやってみればとよく誘われていた。確かにその当時は千円を持っていきメダル三枚でビックボーナスが引けるお店がサービスで仕込むモーニングがあった。交換可能時間まで店内でウロウロしていれば約六千円の交換ができるという。高校生ながら差額の五千円を手にしそのお金で野球部の同僚が昼食時間に蕎麦屋に行く姿は若干うらやましくもあったが自分は母親から作ってもらったお弁当を部室で食べるそんな日々が続いた・・・
実は自分の家は小さいころから父親のギャンブルで借金
皆様こんにちは。一般社団法人ブルースター横浜の代表理事をさせて頂いています則井博文です。この度、神奈川県横浜市金沢区に入寮型のギャンブル依存症を中心としたプロセス依存症の施設を2018年11月に立ち上げました。私自身もギャンブル依存症者本人で、今ギャンブルをやらない生き方を十数年続けています。
17歳のころからギャンブルをやり始め、20歳の時にはサラ金に手を付け、そして闇金に借りるまでそう時間はかかりませんでした。同じ問題を繰り返し「なぜいつも、こうなってしまうのだろう」と思いながらも、あまり深くは考えずに「仕方ない」と身内に頼る生活を繰り返していました。結果、十数年前に仕方なく、自分もとある施設に入りました。
現在はギャンブルをやめ、当時は諦めていた結婚もすることが出来ました。今は、この生活を送れることにいろいろな仲間や身内が関わってくれたことに感謝しています。その中で、ギャンブル依存症の仲間との分かち合いで感じたこと。それは「解決策はみんなそれぞれ違いがあり、ただひとつプロセス依存症になったことだけは同じだ」ということです。自分が以前受けていたプログラムは認知行動療法でのミーティングが中心でした。しかし、この認知行動療法がかえってストレスを増長させ、結果逆効果になっている人もいることに気が付きました。
のめり込む原因には、様々な要因がある。それと同時に、仲間の中にいて感じたのは、それぞれが抱える「生きづらさ」が関係しているのではないかということでした。そこで、同じような考え方をしている関西地方のある施設で研修を受けさせてもらいました。約3か月間、そこで仲間と寝泊りをし、働かせていただき感じたのは「ここで学んでいる仲間は何か楽しそうに過ごしている」ということです。やらされているのではなく、自分からやることを大切にしたプログラムがそこにはありました。スタッフが指示をしていることはあまりなく、自分からやることで責任感や自尊心などを芽生えさせ、人として成長していくプログラムに深く感銘を受けました。
感情に蓋をしたり、咄嗟に出た感情で威嚇したり、開き直ったり、後ろ向きの感情で生きてきたりしたことで、前向きな気持ちになかなかなれず、自分が抱える「生きづらさ」に気づくまでには時間がかかります。施設での役割として一番大事なのは、この気づきの「キッカケ」を自分で見つけるサポートをすることだと思います。「この考えはあなたに絶対必要だ」と言ってひとつの価値観を押し付け、決めつけるのは簡単だと思いますが、その人その人に合ったやり方を見つけることこそが必要だと当施設は考えています。集団でミーティングを行っても大丈夫な人は依存症の自助グループなどを勧めたり、集団で自分の気持ちを伝えることが難しい人には別のアプローチを模索したり、発達障害のタイプの人には、地域作業所・グループホームなどの施設利用を勧めたり、単純に金銭管理だけをしたり…様々な向き合い方があると考えています。
当施設では、プロセス依存症からの回復が出来るために精一杯のお手伝いをさせていただきます。ご相談は無料です。思い悩まずに、ご連絡をお待ちしております。
会社名 | 一般社団法人 ブルースター横浜 | ||||
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代表 | 代表理事 則井 博文 | ||||
社会福祉士 / サービス管理責任者 | 則井 愛 | ||||
所在地 | 〒236-0053 神奈川県横浜市金沢区能見台通3-1 アサヒビル2F |
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連絡先 | TEL:045-349-2732 / FAX:045-349-2733 |
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ホームページ |
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事業内容 | 指定障害福祉サービス事業所 自立訓練・生活訓練 | ||||
指定事業所番号 | 1410801409 | ||||
開設日 | 2018年11月21日 | ||||
主要取引銀行 |
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