劣化の進んだ映画フィルムにも対応
世界で唯一のディジタル化装置の開発

山勝電子工業株式会社

人々と社会の記憶を保存する“OMEGASystem”

劣化の進んだ映画フィルムを高品質にディジタル化する世界最初の機械
本製品(Ωスキャナー)は新しいフィルム送り方法の採用により、従来の機械では実現できなかった劣化の進んだ映画フィルムを高品質にディジタル化する世界最初の機械です。

従来の機器によるディジタル化

従来の機器によるデジタル化

Ωスキャナーによる4Kディジタル化

Ωスキャナーによる4Kデジタル化

1958年に撮影された法隆寺の釈迦如坐像。左が従来の機械でディジタル処理した映像、右がO&Gの4Kディジタル技術で処理した映像。より本来の仏像に近い色が出せます。

映画フィルムを取り巻く現状と諸問題

これまで長年月にわたり娯楽やイベントの映像記録に使われてきた35mmや16mmの映画フィルムは、例外なく劣化が進み、映画フィルムがワカメ状になってしまったり破損していたり、傷やゴミ・ホコリの付着により、フィルム映写機での利用ができなくなっています。劣化やディジタル機器の進歩により、廃棄、消滅の危機にあり、今後の有効利用を鑑みた際の4Kディジタル映像化が課題となっていました。 35mmフィルムを4Kディジタル映像化する従来の機器は、撮影されたばかりの映画フィルム用であり、古いフィルムをディジタル化するには新しいフィルムにコピーして、その新しいフィルムを4Kディジタル化していました。 しかし現在では、映画フィルムの供給会社の撤退や倒産により、入手困難となっており、古い映画フィルムを直接ディジタル化できる装置が望まれていました。

劣化した映画フィルム

古い映画フィルム

4Kディジタル化による新たな活用

本製品(Ωスキャナー)は、特許申請中のユニークでシンプルなメカニズムで、劣化している映画フィルムの直接ディジタル化を実現。合わせて高性能の光学を利用して、古い映画フィルムに対し十分な品質の4Kディジタル映像を得ています。
また、ユニークなメカニズムの動作を含めてほとんどがディジタル制御・処理で行われるので、信頼性と精度は非常に高く、かつ堅牢です。
なお、現在は35mm映画フィルムの映写機も、映画のディジタル化により不要になりほとんど捨てられていて、完動するものはほとんど存在しないか極めて少数(一桁の数)の状態であり、35mmフィルムから得られたこれらの4Kディジタル映像は、貴重な映像資産の保存と、これと対になる自由な活用の唯一の方法となっています。
もちろんここで得られた4Kディジタル映像データは、家庭の4Kテレビや集会場・劇場・教室の4KプロジェクターでもPCを介して利用できるので、従来は高品質な映像が利用できなかった環境においても簡単に利用できる大きなメリットがあります。それは直ちにオンデマンド映像配信という新しいビジネスになっています。

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