大賞 フロンティア部門 マイクロモジュールテクノロジー株式会社 優秀賞 フロンティア部門 株式会社リガルジョイント 審査委員長賞 フロンティア部門 株式会社キマタ 奨励賞 株式会社ビュード 奨励賞 東光商事株式会社 地域振興賞 有限会社笹生農園 レストラン栗の里 地域振興賞 三浦中華料理研究会
大賞 環境(エコ)部門 ia corporation 株式会社 優秀賞 環境(エコ)部門 株式会社オオハシ   奨励賞 オゾンセーブ株式会社   地域振興賞 株式会社大森商店 福祉支援賞 有限会社オフィス結アジア

奨励賞 オゾンセーブ株式会社

代表取締役: 中西 孝太郎
所在地: 秦野市堀山下119-11
設立: 1982年2月 従業員: 14名
資本金: 1,000万円
TEL: 0463-26-6550 / FAX: 0463-89-0520
産業Naviページ: https://www.navida.ne.jp/snavi/5568_1.html
公式ページ: http://www.ozonesave.com/

特殊塗料「BOYシリーズ」

塗るだけで断熱・保温・遮熱・結露防止・火傷防止効果を得られます。
用途に応じた「やけどBOY」「ミラーBOY」「けつろBOY」の3タイプ8種類。

特に「やけどBOY」は、国の研究機関でも熱を遮断できる効果のあることが証明されている、セラミックバルーンを用いた断熱技術を応用・進化させた新しい塗料です。
従来の塗料に比べて薄い塗膜(0.3mm)でも同等以上の効果があり、コストを安く抑えられます。誰でも簡単に塗れる水生・油性の塗料で省エネ・安全性の向上を手軽に実現。
 

350℃の鉄板に触れても瞬間やけどを防ぐ

半袖半ズボンの男の子

中西代表取締役
実際に目にした光景に驚愕してしまった。バーナーの火で焙られているステンレス板。300℃の高温に焼けた鉄板の上に氷が載せられた。しかし、氷は溶けることなく、そのままの形で板上にあるのだ。なおも火は鉄板を焼く。だが、氷に変化はない。このマジック、いや、事実の仕掛けは塗料にあった。ステンレス板に熱を遮断する特殊塗料が塗られているのである。
空調・冷却機器の取り付けやメンテナンス、とはいっても家庭用の100倍の能力を持つエアコンを生産現場などに設置するのがオゾンセーブ株式会社の主業務である。同社代表取締役・中西孝太郎氏は、その中でフロンガスを無害化する事業に着手した。
フロンガスは爆発しないし、人体に直接悪影響を及ぼすものではない。しかし、大気中に放出されると長い時間をかけて成層圏に達し、紫外線に分解されてオゾン層を破壊する。エアコンの室外機の取り外し工事を行う時に、その場でプシュッとボンベのガス抜きをしたら、それは違反である。「フロンガスに精通しているエンジニアは少ないんですよ」
自社工場には、フロンガス130トンの貯蔵を可能にした高圧ガス貯蔵所と、破壊処理プラントがある。社のトレードマークである男の子のイラストは、オゾン層を保護し、地球温暖化を少しでも食い止め、未来の子どもたちが半袖半ズボンで安心して外を駆け回れるようにとの願いが込められている。
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セラミックバルーン

特殊塗料BOYシリーズ
一方で、空調機器を扱う同社にとって“熱”は日常的なテーマである。工場という現場に出向くことが多く、そこでは大量の熱が発生している。高熱になった配管は、そこで働いている人達にとって危険な存在だ。また、成型加工会社では、デリケートな金型は適切な温度管理が必須である。もちろん熱の問題は、コストや環境面にも影響して来る。
熱、熱……中西氏は、熱に関するさまざまな問題を常に考えていた。そんな中、設備関連に使用していた塗料の断熱性の弱さに気づき、自分のところでつくってみようと思い立つ。
国の研究機関でもセラミックバルーンには熱を遮断できる効果のあることが証明されている。この技術を基にして断熱塗料を開発するのだ。セラミックバルーンとは、大きさ5ミクロンのピンポン玉状のセラミックの粒である。これを水性塗料と混合させる、その比重が問題である。
守秘義務堅持、小ロット生産可能な塗料工場を探し出すと、世界中からありとあらゆるセラミックを取り寄せ実験検証を行った。セラミックと塗料は、まさに油と水であった。軽いセラミックはふわふわと浮き上がり、水性塗料とくっきり分離してしまう。これをうまく混合させるのは、あくまで両者の割合であった。
水性塗料を克服すると、次に油性塗料に取りかかった。これは困難を極めた。揮発性の高い油性塗料に無機物のセラミックを混入すると、すぐさま凝固してしまうのだ。だが、水性と比べて乾きが早いことこそ油性塗料の特性である。生産ラインなど、いつまでも止めて置けない箇所に塗られる用途が高い。水性塗料は下塗りが必要だが、油性は直接塗れる。なんとしても完成させなければならなかった。
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担々麺と冷麺

社員
600℃の断熱対応可能な油性塗料「超やけどBOY」は完成した。「BOY」は同社のトレードマークのあの「男の子」からの発想だ。0.3〜10ミリに塗ったこの塗料のおかげで、350℃くらいの熱い鉄板に触れても、瞬間やけどが防げるのだ。水性・油性両方の耐熱温度150℃タイプ「やけどBOY」、太陽光線を反射させる遮熱塗料「ミラーBOY」、水分を吸収し吐き出す結露防止塗料「けつろBOY」などもラインアップ。工場、店舗、住宅にと、それぞれの用途で普及が進む。
また、自動車、調理器具、家電、ペット関連、建材、精密機器など各メーカーと共同開発で、日々実証検証を続けている。
「冷温の断熱塗料も求められていますしね」 と言う中西氏に、高温と冷温の断熱は違うのですか? と訊いてみると、「担々麺と盛岡冷麺くらい違うんですよ」という応えが返ってきた。「ほら、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たく食べたほうがおいしいでしょう」
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