Kanatta!奨励賞 横浜消火器株式会社

大賞 フロンティア部門 株式会社アイスリー

優秀賞 フロンティア部門 株式会社誠武

Kanatta!奨励賞 横浜消火器株式会社

Kanatta!奨励賞 株式会社トライアングル

特別賞 株式会社ファインスティールエンジニアリング

大賞 エコ部門 株式会社共立

優秀賞 エコ部門 第一電気株式会社

Kanatta!奨励賞 茅ヶ崎4社共同企業体

 

特別賞 心技隊


ECOする消火器・ECOする点検

  • 代表取締役: 高橋 利弥
  • 所在地: 〒235-0002   横浜市磯子区馬場町1-48
  • 設立:1962年11月 従業員数:9人
  • 資本金:1,000万円
  • TEL: TEL: 045-751-5555   / FAX: 045-751-5558
  • 産業Navi個店ページ:https://www.navida.ne.jp/snavi/5158_1.html
  • 公式ページ:http://www.hinoyojin.com/

-視点の転換から生まれた付加価値-

消火器に付加価値を

代表取締役 高橋利弥

 「なんとかして消火器に付加価値をつけられないかと日夜思案していたんです」
 消火器は、もともと国家検定制度があるため、製品へ物理的になにかを取付けるのは難しく、さらに、その製品特性ゆえデフレ時には価格競争におちいってしまうことが多い。
 そんななか、とある異業種交流会での産業廃棄物処理会社社長との出会いの瞬間から、消火器への付加価値として「オフセット」を採用するアイデアが生まれた。

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苦悩の日々

表彰状

 「オフセット」というのは、「カーボンオフセット」のことで、排出されたCO2を植林・森林保護・クリーンエネルギー(風力発電等)事業などにより、他の場所で吸収(削減)されたCO2で埋め合わせ(オフセット)しようとする考え方である。いくつかの方法のなかで、「植林」によるカーボンオフセットをきめたのは、視覚的にもよりわかりやすいと考えたからであった。
 まず、消火器の製造過程で排出されるCO2に目をつけた。早速各メーカーに製造過程でのCO2排出量の調査を依頼。するとメーカーによって異なる数値が検出された。調査結果を知った高橋氏は愕然とした。思わぬところで足踏みを強いられることに。

 

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視点の転換

 製造過程でのCO2排出量が各メーカーで異なるのならば、「共通する点」に目をむけなくてはならない。悩んだ末、消火器の製品構造に立ち戻ると、あることに気がついた。
「消火薬剤の量!?」
 粉末消火器10型の場合、メーカーが異なっても消火薬剤量は3kgである。
 1本の苗木が成長するまでの30年間で 約250kgのCO2を吸収するという試算から、消火器84本を販売する度に、苗木1本を植林するシステムを考えた。
 植林の場所は、中国内モンゴル自治区である。広大な土地、地元の子供達への環境・教育、黄砂飛来の抑制、さらに地元雇用の創出という見地からもベストであったからだ。
 消火器の価格は値上げせず据え置くことにした。

 

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エコする点検

ECOする消火器

 同社にはもうひとつの「エコする」事業がある。
 開発契機は、契約しているコンサルティング会社からの「海外でCO2排出枠の取扱いをはじめた」という連絡だった。自社でできる事業がないかと思案していたところ、消防設備に関するカーボンオフセットとのマッチングを考えついた。
 お客様の建物に設置してある消防設備の年間消費電力量をCO2排出量に換算し、ニュージーランド政府所管の森の保全によるCO2排出枠で相殺する方法だ。「排出権償却移転証明書」を発行することで、お客様にも付加価値の提供を意識づけることができた。
 もちろん点検の費用は値上げせず。

 

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「エコする消火器」の今
そして

 「エコする消火器」は主にインターネット販売で順調に売上を伸ばしている。
 「価格でしたら当社より安いところもありますが、やはりエコに関心のある方が増えているということですね。あきらめずに『エコする事業』を開発して本当に良かったです」と笑顔で語る。
 そして、地元への感謝の思いから、今後の新たな目標もできた。
 "お客様に喜んでいただくこと"を第一 に、常に高橋氏の頭の中には、これからの青写真が鮮明に描かれている。

お問い合わせ 電話:045-671-7125 FAX:045-664-7598
一般財団法人神奈川県経営者福祉振興財団 企画事業部

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