「ヘラ絞り技術」と漆の美しい調和から生まれたタンブラー「金胎麗漆」

「ヘラ絞り技術」と漆の美しい調和から生まれたタンブラー「金胎麗漆」

妥協しない匠たちから生まれた「金胎麗漆」

金胎麗漆

相和シボリ工業がもつ、匠の技「金属ヘラ絞り」とは

「金属ヘラ絞り」とは、回転する金型に丸い金属の板を沿わせ、ヘラという金属の棒を押し付けて、円錐、円柱、半球体などの形に仕上げます。「絞り」はヘラの押し付け方によって変わってしまうため、全身を使う熟練技術が必要になってきます。
相和シボリ工業代表取締役の大浪忠さんは、この道50年、一般的な鉄、銅だけでなく難加工材やレアメタルまで幅広く、素材ごとに異なる加工特性を熟知しており、高度な深絞り加工や、熱処理(なまし)を不必要とする技術も持ち、「平成23年度かわさきマイスター」として認定されています。

※かわさきマイスターとは、「手」や「道具」等を駆使し、極めて優れた技術・技能を発揮して産業の発展や市民の生活を支える「もの」をつくりだしている現役の技術・技能職者を市内最高峰の匠を「かわさきマイスター」に認定しています。

妥協しない匠たちから生まれた「金胎麗漆」

「金胎麗漆」のタンブラーは、ステンレスで絞るには深さがあり、通常は熱処理(なまし)と呼ばれる技法を用いますが、内外面に変色してしまい、研磨をしてもとれず製品化できなくなります。高度な深絞り加工の技術をもつ大浪忠さんだからこそ、ステンレスのタンブラーを作り上げました。
この深絞りタンブラーをアップル社のiPod鏡面研磨を手掛けた世界でもトップクラスの小林研業が研磨を手掛け、漆工芸家として高い評価を受ける垣沼旗一氏が漆を塗ることで「金胎麗漆」が完成します。

相和シボリ工業がもつ高度な深絞り加工からうまれる「金胎麗漆」

匠たちが、日本ならではの「妥協しないものづくり」+「伝統工芸」で生み出した「金胎麗漆」は、木に塗っている漆製品とは違い、湿度による割れを防ぎ、漆の抗菌性や使えば使うほど美しさを増すという特性を持っています。

<ヘラ絞り(1)>
ヘラ絞り

ヘラ絞りは、金属に圧力をかけると形が変わる塑性(そせい)という性質を利用した歴史ある加工技術です。職人の手によってしか再現できないその繊細さから機械化が難しいといわれています。

※塑性とは、力を加えて変形させたとき、永久変形を生じる物質の性質のことをいいます。

<ヘラ絞り(2)>
ヘラ絞り

相和シボリ工業では、美しく仕上げ届けることを常に心がけているそうで、奥様がお客様の立場になって喜んでもらえるよう厳しく品質チェックをしています。

<小林研業の研磨>
研磨

相和シボリ工業の作った深絞り製品は、奥にいくほど細くなり、口元が窄まっているため、研磨できるのは、新潟でも小林研業とともう一軒あるかどうかという話だったそうです。

<ステンレス製タンブラー>
ステンレス製タンブラー

相和シボリ工業のヘラ絞りと小林研業の研磨により作り上げたステンレス製タンブラー。

<垣沼 旗一の漆>
漆

垣沼 旗一は、漆の世界で数々の実績をもち、新潟県の村上で「漆の神様」と呼ばれる職人です。

<金胎麗漆ロックグラス>
「金胎麗漆」ロックグラス

三者の匠によるコラボレーションによリ、「金胎麗漆」が完成します。

参考動画

アクセスマップ