新技術ではないですが、現在国内にはほとんど残っておらず、「特殊紡績」と呼ばれる繊維長の短い繊維を有効活用できる伝統的紡績設備をフィリピンの自社工場に保持し、生産を行っています。特殊紡績は、素材を選ばず、比較的繊維長の短い物でも糸にできるのが特長で、生産効率こそ通常の紡績に劣りますが、資源効率に優れた紡績を行う事ができます。
この「特殊紡績」によって作られた糸で編み上げた軍手が特殊紡績手袋「よみがえり」「よみがぁ~る」「レガロ」です。
主に神奈川県で回収された廃棄衣類が原料の70%を占めます。廃棄衣類の有効活用に寄与する他、追加の資源投入を極小化できるため、同等の純綿軍手に比べ、ライフサイクルにおけるCO2発生量を1/6に抑える事が出来ます。また、衣類本来の色をそのまま活用しているため、脱色や染色の必要もありません。
男性用特殊紡績手袋「よみがえり」はJIS規格を大幅に上回る耐久性があり実用性があります。
※女性用「よみがぁ~る」子供用「レガロ」はサイズが小さいため該当するJIS規格がありません
JIS規格 | よみがえり | よみがぁ~る | |
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質量 | 580g以上 | 636g | 581g |
破裂強さ | 785kpa以上 | 1,080kpa | 790kpa |
寸法変化 | +3~-7 | -3 | -1 |
洗濯堅牢度 | 3級以上 | 4~5級 | 試験実績なし |
※日本化学繊維検査協会・日本繊維製品品質技術センターにて試験