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ヨコハマトリエンナーレ meets 産Navi

ヨコハマトリエンナーレ meets 産Navi

「いよいよ開幕、ヨコハマトリエンナーレ2011。“オフィシャルグッズ”に町工場の最終製品が・・」

3年に1度開催される現代アートの国際展“ヨコハマトリエンナーレ2011”(通称ヨコトリ)が、去る8月6日に開幕した。
「OUR MAGIC HOUR―世界はどこまで知ることができるか?―」のタイトルのもと、国内外77組/79名のアーティストの作品と、横浜美術館コレクションを合わせて300点以上展示されている。
開幕して10日を過ぎた晴天の午後、同美術館に急ぎ足を運ぶと、予想以上の活況だ。 アートを楽しむ大人たちに混じり、元気な子供たちの姿が多く目についた。
「夏休みなので、お子さんに多数ご来館いただいています。夏休みの宿題のヒントに活用されるお子さんが多いようですよ!」
受付スタッフさんの声。
まずは、まっすぐ、オフィシャルグッズショップへ。そう、産業Navi会員株式会社モルテックさんの初の最終製品2つが、ヨコトリオフィシャルグッズとして販売されているからだ。

オフィシャルグッズを、「公募型」で

【公式HPより抜粋】ヨコハマトリエンナーレ2011公式ライセンスグッズを、企業その他の団体が製作し、横浜トリエンナーレ組織委員会に販売を委託していただくことにより、魅力ある商品をトリエンナーレの会場他で販売します。
「グッズが魅力的だからトリエンナーレへ行きたい!」という声が出るくらい魅力的な商品が揃うよう、広く企画を募集します。

この企画を知り、産業Naviは会員様向けのメールマガジン等で告知。
そこで、ツイッターを使って専修大学大学生と「最終製品づくり」をした株式会社モルテックの松井社長が動いた。「teruteru(てるてる)」「withrabi(ウィズラビ)」こそ、金型を何度もつくりなおして美しくしあげられたも同社初の最終製品だ 。
ヨコトリロゴマーク付の限定商品として、装いも新たに横浜美術館に登場した。



「グッズの一部は出展アーティストさんのものですが、他は神奈川を中心とした企業さんから申請のあったもので構成されています。今回公募形式を採ったことは、企業さん側から『おもしろい試み』と評価をいただいています。11月まで開催しており、途中でのグッズ申請も随時受け付けていますので、これからますます楽しみです」
(グッズ申請企画を担当された株式会社相鉄エージェンシーの渡辺プロデューサー 談) 震災を越えての開催、アートのイベントをきっかけに地域の産業にも元気を与えたいとの思いが、伝わってくる。

「綺麗なものをつくる」そして、それが・・・

ヨコトリでの販売前は、ネット通販主体。
松井社長は言う。

弊社は、町のプラスチック金型屋でありながら、自社商品を企画して販売することを考えました。
昨年、専修大学の学生19名と一緒に「ツイッターを活用した商品企画」を行いました。
商品企画の段階では、ツイッターを通じて多くの皆さんからアドバイスや励ましの言葉をいただきました。
最後は、プロダクトデザイナー平川氏の協力を得て、『ウィズラビ』、『てるてる』という2つの商品を完成することができました。

自社商品を作っても、一番問題となるのは販路です。
自社WEBサイトでネット通販を始めたものの、実店舗での販売もしないと集客は難しいことを実感しました。

そんな矢先に、展覧会のオフィシャルグッズ募集の話しを聞きました。
半分は「無理かもしれない」と思いながらも応募しました。

応募用企画書作成に際し、「展覧会にちなんだ商品」というお題に大いに悩みました。
それでも、応援していただいている皆さんの協力のおかげで、なんとか締め切りギリギリで企画書を完成することができました。

採用通知をいただいたときには、信じられない気持ちで一杯でした。
なにせ、横浜美術館で店舗デビューができるわけです。

実際に、館内のオフィシャルショップに商品が並んでいるのを見たときには、感無量でした。

ヨコハマトリエンナーレ2011という横浜を舞台にした現代アートの展覧会で多くの皆さんが楽しく芸術に触れ合い、いい思い出をつくってお帰りになることを祈っています。

『ウィスラビ』と『てるてる』が、少しでも、そんな思い出づくりのお役に立てるのなら こんなに嬉しいことはありません。

この思いが、きっと伝わる。
思わず足を留め、2商品を手にとっていた小学生の女の子。
江戸川区から家族旅行に来たそうだ。
teruteruを手に、「こっちがいいな!」
どうして?とたずねると、はにかみながら、
「キラキラしているから・・」
目にはいり、足を留め、手にとり、購入する。
彼女だけでなく、たくさんの子どもたち・大人たちに、2011年のたいせつな思い出として刻まれる商品になったのではないだろうか・・。

中小企業が、「売る」力をつけるいろいろな手段。
こうした、全く別のプロジェクトと中小企業のつながりを生むきっかけ。
これをどんどんつくりたい。

産業Naviが、メディアを持つ生きた企業データベースとして、存在していく意味が、ここにある。

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“アートの持つ力”に、触れる。

ヨコハマトリエンナーレというアートの一大プロジェクトに、産業Naviが着目したのは、先に述べたように「企業」とつながる試みがグッズという形で存在したからだ。

もちろん、グッズショップだけでなく、場内外を鑑賞した。
ふだんの日常生活とは異なる空間に浸ることの、心地よさ。
写真は、オノ・ヨーコさんの作品「TELEPHONE IN MAZE」。
靴をぬいではいる、透明の迷路の中央には電話が置かれている。

中にはいる人々、出てくる人々を含めた空間全体で表現される美しさに、しばし、時を忘れる。

そして、引き続き、思う。
この“アートの持つ力”と、“モノづくりの技術”は、やはりもっともっと具体的で現実的な接点を増やしていくべきではないだろうか、・・・と。

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