特別賞 3DSurveyplus合同会社

代表執行役員: 堂城川 厚
所在地: 〒239-0828 横須賀市久比里1-26
設立: 2008年4月 従業員: 4名
資本金: 100万円
TEL: 046-884-9233 / FAX: 046-884-9233
産業Naviページ: http://www.navida.ne.jp/snavi/100201_1.html
公式ページ: http://www.3dsurveyplus.com

設備や施設を見える化!オリジナル360°パノラマ撮影機材を使った、
1)Web制作、2)生産設備情報共有データの制作

自社開発設計&制作をおこなった360°パノラマ撮影機材を使い、生産設備の保全管理業務や建設現場における工事進捗管理、今までにないHP素材制作、観光地案内コンテンツを提供するサービスです。
 

現場調査とエンターテインメントの素材に

3Dレーザースキャニング

代表執行役員 堂城川厚氏
3DSurveyplus 合同会社代表執行役員・堂城川厚氏は、かつて設計会社のエンジニアとしてプラントなどの設備設計を担当していた。
勤続10年目に入った頃、3次元計測の部署を立ち上げることになり、当時は日本に数少ない計測装置3Dレーザースキャナーを使いこなすため装置そのものの解析(マニュアルを作成し、使いこなす)から取り組んだ。また同時に外資系3Dレーザーメーカーに出向した。「その当時、ネットで“3Dレーザースキャナー”というキーワードは、まったくヒットしませんでした」と、堂城川氏は2002年を振り返る。
3Dレーザースキャニングとは、レーザーを照射し、戻ってくる時間差で物体の形状を調べる計測方法だ。堂城川氏が勤務する会社では、プラントの改修工事を行う場合、その計画作業に非常に有効な計測方法だった。改修工事を繰り返したプラントの場合、元の図面が役に立たなかったり、あるいはすでに失われているかして現状が把握できないでいた。3Dレーザースキャニングが、これを解消してくれるのだ。
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起業、そして

3年間、この3次元計測に取り組んだが。しかし、社内での本格始動は立ち消えとなった。「当時、3Dレーザースキャナーの性能そのものはよかったのですが、コンピュータ側の情報処理能力が追いついていなかったんです。コストもかかるし、撤退しようということになったんですね」
しかし、3Dレーザースキャニングに未来を感じた堂城川氏は、トンネルの施工管理システム開発を得意とする、京都に本社があるITベンチャーに転職。ここで3次元計測を続けた。
その後、2008年起業。「最初は自宅を事務所にしていました。ただ、引きこもっているような感覚が嫌になり、近所の図書館の勉強室に大荷物を抱えて通ってました。PCが使える机がふたつしかないんで、朝イチで並ぶんです。ケイタイに連絡が入ると、荷物をまとめて打ち合わせに行ってね(笑)」
やがて大手ゼネコンとも取引が始まり、 3Dレーザースキャニングにより、3Dモデリングや設計、作図など現場のニーズに応え続けた。そんな中、堂城川氏には「こうしてみたい」という思いがあった。
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金型や生産加工機がなくても

3Dレーザースキャナーの解析データは、担当技術者が、スペックの高いPCで情報を得るものという概念が形骸化していた。「現場の皆さんが情報を共有化できないかと思ったんです。しかももっと分かりやすい手段で」
堂城川氏が行ったのは、現場を360°のパノラマ写真にすることだった。実は、レーザースキャニングからモデリングする際の参考にと、写真は以前から撮っていた。これをもっと精巧に仕上げるのだ。360°の分割写真は、ちょうど丸い地球儀の展開図(舟形多円錐図法)のようになる。これをPC処理によってステッチングしていく。従来の360°パノラマ撮影は、魚眼レンズ付き一眼レフカメラを特殊な雲台にセットし、角度を変えながら撮影する必要があった。しかも、マニュアルモードで撮影するため撮影技術も求められた。だが、同社が設計開発した360°パノラマ撮影機材は、広角レンズを搭載した6台のアクションカメラを無線操作で同時にシャッターを切るため、撮影は一瞬である。
さて、その360°パノラマ撮影機材であるが、手のひらに載る大きさの樹脂製のサイコロ六面に小型デジタルカメラをはめこんだ形状をしている。堂城川氏は、これを試行錯誤を重ね3Dプリンターで製作した。「昔なら金型や生産加工機が必要でしたが、3DCADや3Dプリンターを駆使すればアイディアを形にできるわけです。だから設計者である僕も製造者になれ、ネットで発信できるので機材として発表することもできます」
操作が簡単なので、客先のスタッフが撮影した素材をデータ処理して納品するケースも増えているという。「うちのように人的ソースが足りない会社には助かっています」
ドローンに搭載し、上空から自由に視点 を変えられる360°パノラマ画像も提供。現在は、ヘルメットを被っての現場調査部門と、イベントや観光向けにサービス提供するクリエイティブ部門のふたつの柱で展開中だ。
360°パノラマ撮影
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